研究課題/領域番号 |
18K07055
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
安藤 秀二 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 室長 (30360803)
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研究分担者 |
安藤 匡子 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 准教授 (10466914)
松村 隆之 国立感染症研究所, 免疫部, 室長 (50434379)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リケッチア / 日本紅斑熱 / つつが虫病 / 病態発現 / 動物モデル |
研究成果の概要 |
リケッチア症のヒト生体内で病態機序解明を目的とした。つつが虫病は,血清型により病原性が異なるが,死亡例も多い日本紅斑熱の病態機序は不明のままであった。 しかし,日本紅斑熱はBSL3施設を必要とし,特定病原体である。新型コロナウイルス感染症の流行継続により,研究代表者所属施設において,その他の研究が停止される状況が続いた。実験室責任者として新型コロナウイルス横断的業務に対応し,制限解除後も,一般ユーザーより自身の研究を優先することははばかられた。限られた時間で複数種のシード株を増やし,品質確認,野外調査でマダニ材料を収集・保管することにより,定年にもあたり本研究を後進にゆだねることとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
偏性細胞内寄生細菌であるリケッチアによる疾患は、希少疾患ととられがちであるが,近年,日本紅斑熱は増加傾向が続き,有効な治療法がありながら,死亡例も報告され,つつが虫病と合わせると,年間1000例ほどが確定,報告される。これらの病態機序を解明することは,治療法の選択肢を増やすことにつながり,死亡例を減少させ,地域社会の健康維持に資することとなる。その解明のリソースとなる複数のリケッチア株,マダニ材料のリソース構築を可能とした。
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