研究課題/領域番号 |
18K07068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 琉球大学 (2020) 大阪市立大学 (2019) 大阪大学 (2018) |
研究代表者 |
和田 直樹 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80521731)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 悪性リンパ腫 / リンパ形質細胞性リンパ腫 / 分化動態 / グルタミン |
研究成果の概要 |
グルタミン(Gln)は細胞増殖だけでなく細胞分化にも重要である。Glnはリンパ球の形質細胞分化に必須だが、Glnがリンパ腫の分化に及ぼす影響についての研究は行われてない。そこで、Glnがリンパ形質細胞性リンパ腫(LPL)の形質細胞分化に及ぼす影響について細胞株を用いて調べた。LPLにおいて、Glnはp38 MAPKを介して形質細胞分化を促進していることが分かった。研究代表者は、LPLにおいて、形質細胞に分化した細胞群がアポトーシスに脆弱なことを既に報告した。これらの知見は、これらだけで根治療法に繋げるのは難しいが、LPLの治療に役立つ可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ形質細胞性リンパ腫(LPL)において、グルタミンはp38 MAPKを介して形質細胞分化を促進していることが分かった。研究代表者は、LPLにおいて、形質細胞に分化した細胞群がアポトーシスに脆弱なことを既に報告した。(Lab Invest, 2014)。従って、グルタミンは、LPLにおいて、アポトーシスに脆弱な分化した細胞群の割合を増やす因子であることが分かった。このことは抗腫瘍効果(分化誘導療法など)への活用につながる可能性があると考える。
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