研究課題/領域番号 |
18K07122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
田嶌 亜紀子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70317973)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | バイオフィルム / バイオフィルム感染症 / 病原性 / 離脱細菌 / 多糖 / 抗菌薬 / バイオフィルム離脱 / PNAG / 黄色ブドウ球菌 |
研究成果の概要 |
体内で、細菌がバイオフィルム(菌の集合体)を形成すると、免疫システムや抗菌薬が効きにくくなるため、細菌を排除することが困難となる。その結果、治療に難渋するバイオフィルム感染症を引き起こし問題となるが、バイオフィルムの細菌がどのように病原性を発揮するのかは不明であった。本研究では、バイオフィルム形成後に細菌がその集合体から離れ自由に動き回れるようになること、免疫システムの攻撃から逃れる能力を獲得して体内で生き残りやすく、感染を悪化させる可能性があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、細菌がバイオフィルムを形成すると、生体内で排除されにくくなるという問題に加えて、病原性の高い細菌がバイオフィルムから離脱することで、感染を拡大・悪化させる可能性があることが判明した。このことからバイオフィルム感染症の治療において、離脱細菌に対する殺菌の重要性が示唆されるが、抗菌薬が有効であることが明らかとなった。但し、離脱細菌はバイオフィルムを形成しやすく、再形成すると治療は困難となると考えられることから注意が必要である。
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