研究課題/領域番号 |
18K07161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49060:ウイルス学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 (2020) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2018-2019) |
研究代表者 |
西辻 裕紀 藤田医科大学, 医学部, 講師 (20573661)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | HBV / lncRNA / HBV Core / HBV X / long non-coding RNA |
研究成果の概要 |
本研究では、HBV感染・複製に関与するlncRNAを同定するため、HBV Xタンパク質と結合するlncRNAを探索を行った。HAタグとmycタグを融合したXタンパク質を細胞に発現させ、免疫沈降を行い、沈降物からRNAを回収した。回収したRNAを次世代シークエンスによりXタンパク質と結合するlncRNAを同定した。その結果、HBV Xを負に制御するmiRNAを同定した。このmiRNAはXタンパク質の安定性に寄与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、Xタンパク質と結合するmiRNAを同定した。この同定したmiRNAはHBV Xタンパク質と結合し、Xタンパク質の機能を阻害した。さらにこのmiRNAはHBV感染も阻害した。このmiRNAはXタンパク質と結合することにより、Xタンパク質を不安定化した。Xタンパク質は、HBVの転写を制御していることから、このmiRNAがHBVの潜伏化に関与している可能が示唆される。また、このmiRNAを人工的に制御できれば、HBV阻害薬のターゲットととして期待される。
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