研究課題/領域番号 |
18K07162
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
亀山 武志 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (40569505)
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研究分担者 |
高岡 晃教 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (30323611)
山田 大翔 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助教 (10779333)
佐藤 精一 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 講師 (60459724)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自然免疫 / ウイルス / インターフェロン / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
ウイルス感染によって大量に産生誘導されるインターフェロンIFNは,非感染状態においても非常に微量に産生されていることが知られているが,この構成的に産生されるIFNとそのシグナルは,ウイルス感染後に強力に誘導されるIFN産生に必須であることや,細胞のがん化を抑制するのに寄与することが知られている.しかしながら,この構成的に微量なIFN産生が,どのようなメカニズムで発現誘導されるのか,またこの調節機構については不明な点が多い. 本研究では,この構成的なIFNが細胞内のRNA認識系を介して発現誘導されることを見出した.またウイルス感染による自然免疫応答を制御する複数の制御因子を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではウイルスに対する免疫応答を規定する非感染状態の免疫システムが内因性RNAによって構成的なIFNが制御されていることを明らかにしたという学術的意義がある.構成的IFNは, 感染症予防や発がん制御に重要であることが知られているので,本研究成果はこれまでにない新しいアプローチから感染症予防や発がん制御という領域を構築するための分子基盤となると期待される.近年地球温暖化やグローバル社会により様々な感染症リスクが増加し,現在コロナ禍で世界中が脅威にさらされており,加えて超高齢化社会となった日本において,予防的な観点から感染対策や抗がん対策を行うことは責務の課題であり社会的意義が高い.
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