研究課題/領域番号 |
18K07187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
本村 泰隆 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (10587794)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 自然リンパ球 / IgE / IL-4 / 自然免疫 / アレルギー / ILC2 |
研究成果の概要 |
2型自然リンパ球(ILC2)は、アレルギー病態をはじめとする様々な免疫疾患に寄与することからILC2の活性化機序の解明は急務となっている。本研究では、カルシウム(Ca2+)シグナル経路を介した新たなILC2活性化経路を明らかにした。また、Ca2+シグナルを介してILC2が産生するIL-4は、抗原特異的IgE産生を誘導することでアレルギー感受性の亢進を促した。したがって、ILC2におけるIL-4産生機構およびアレルギー病態におけるILC2によるIL-4を介した新たな役割が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患は増加の一途をたどり、2人に1人が患うほど深刻化している。近年見出されたILC2は、多量の2型サイトカインを産生することで、アレルギー炎症を引き起こすことが明らかとなった。本研究では、アレルギー病態におけるILC2の新たな役割を見出したことから、アレルギー病態の理解に大きく貢献するとともに、新たな治療戦略を提案する成果を生み出した。
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