研究課題/領域番号 |
18K07189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
佐藤 尚子 (高山尚子) 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 専任研究員 (90732446)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 自然リンパ球 / 免疫 / 粘膜免疫 / 分化・機能メカニズム / ILCs / PD-1を介した制御 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
これまでに、主に腸管での免疫応答に関する研究が多く報告されてきたが、胃における免疫応答、特にILCsの役割については全く報告がない。申請者のこれまでの研究により、胃はILC2優位になっていることが明らかとなったが、胃に存在するILC2の役割については不明であった。そこで、胃のILC2の機能について解析したところ、胃ILC2は腸管のILC2と比較してIL-33Rを高発現し主にIL-5を産生していることが判明した。またこのILC2が産生するIL-5により、胃のB細胞分化が誘導されIgAの産生が増加する事で、ピロリ菌感染からの防御に寄与している事も明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで胃は食物を貯蔵・分解する機能のみを主体とする臓器であるという認識で、免疫学的な意義については低いと考えられてきた。しかしながら、本研究により胃の持つ防御的な役割に加え、胃に存在する細菌叢の重要性と免疫応答との関連性について明らかにすることができ、恒常性を維持する需要な要になりうる知見であると、一石を投じた。また本研究により、ピロリ感染後に生じるB細胞集積は、悪性リンパ腫の一種であるMALTとの関連性が示唆されており、この発生メカニズムを明らかにする事は、胃ガンの予防・治療に繋がることが期待できる。
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