研究課題/領域番号 |
18K07194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
園田 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80770205)
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研究分担者 |
田中 敏明 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (30647540)
畑 啓介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60526755)
野澤 宏彰 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80529173)
川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80571942)
石原 聡一郎 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00376443)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大腸癌 / リゾリン脂質 / リゾホスファチジルイノシトール / GPR55 / DDHD1 / リン脂質性メディエーター / 質量分析法 |
研究成果の概要 |
本研究では、タンデム型質量分析法 (LC-MS/MS)によるリン脂質解析法を大腸癌手術検体に応用した。その結果、進行大腸癌において、1-acyl LPI (18:0)、2-acyl LPG (18:1)、1-acyl LPS (18:0)が著明に増加していることが明らかになった。 また、これらの中で最も変化の大きかったLPIに注目し、LPIの受容体であるGPR55とLPIに特異的な産生酵素であるDDHD1の発現と、大腸癌の臨床病理学的因子の解析を行った。その結果、GPR55は多くの大腸癌検体で高発現することが明らかとなった。またDDHD1の発現が大腸癌の深達度と相関することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、細胞間シグナル伝達に関与するリゾリン脂質に注目し、大腸癌で変化するリゾリン脂質を明らかにすることを目的とし、タンデム型質量分析法により大腸癌手術検体を解析に、大腸癌で増加するリゾリン脂質分子種を明らかにした。さらに、大腸癌で変化したリゾリン脂質の産生酵素としてシグナル伝達に関与する分子DDHD1が腫瘍の深達度に関与することが示され、治療のターゲットとなる可能性が考えられた。
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