研究課題/領域番号 |
18K07199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 (2020) 山口大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
北川 孝雄 北海道医療大学, 先端研究推進センター, 助教 (20614928)
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研究分担者 |
荒木 令江 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (80253722)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ユーイング肉腫 / インタラクトーム解析 / BioID / 質量分析 / ewing sarcoma / EWS-FLI1 |
研究成果の概要 |
ユーイング肉腫は小児や10代の若年性の骨及び軟部組織に発生する腫瘍である。ユーイング肉腫のキメラがん転写因子EWS-FLI1、EWS-ERG、EWS-E1AFに大腸菌の活性型ビオチンリガーゼをつけるBioID法を使うことで、3種類のキメラがん転写因子に共通する相互作用タンパク質の同定を行い、167種類の候補タンパク質の同定に成功した。これらの中には、クロマチンリモデリング複合体、転写因子、RNA結合タンパク質、スーパーエンハンサー形成分子などの多数のタンパク質が同定された。候補タンパク質のうち、8種類については抗体を用いて再現性を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユーイング肉腫は小児で起こる癌であり、癌遺伝子に対するタンパク質の相互作用ネットワークを明らかにすることは、がん化の分子メカニズムを解明するだけでなく、抗がん剤のターゲット候補の同定も期待できる。本研究課題では、ユーイング肉腫細胞で新規の相互作用タンパク質同定法によって新しいタンパク質複合体の同定をすることができた。しかし、分子メカニズムの解明には至っていないため、今後同定したタンパク質の解析を行う予定である。
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