研究課題/領域番号 |
18K07203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
谷 千賀子 宮崎大学, 医学部, 研究員 (60817047)
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研究分担者 |
森下 和広 宮崎大学, 医学部, 教授 (80260321)
中畑 新吾 宮崎大学, 医学部, 准教授 (80437938)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | BLV / 牛白血病 / バイオマーカー / EBL / HTLV-1 |
研究成果の概要 |
ウシ白血病ウイルス(BLV)は牛伝染性リンパ腫(EBL)の原因ウイルスである。本研究はBLVの発癌機構を明らかにし、BLVの対策に繋げることを目的とした。まず、BLVの性状を明らかにするため、BLV遺伝子の発現を調べた所、特に、複数のアンチセンス産物が転写されていることを見出した。次に、網羅的遺伝子発現解析より、キャリア牛からEBLと病態進行に伴い発現低下する分子を同定し、さらに、EBL牛で高発現する細胞表面抗原を同定した。このEBLマーカーに対する抗体を作製、免疫染色による診断系を構築した。本診断系は、牛白血病/リンパ腫の診断精度を向上させBLV感染制御の効率化を実現することが期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
牛伝染性リンパ腫(EBL) は、ウシ白血病ウイルス(BLV)感染が原因で起こる。本研究では、まず、BLVの性状を明らかにするため、BLVの遺伝子解析を行い、BLVの発がん過程において重要な役割を果たす可能性があるウイルス因子を同定した。さらに、EBLの新規細胞表面マーカーを同定し、免疫組織染色による診断系を構築した。この診断系は、牛白血病/リンパ腫の診断精度を向上させBLV感染制御の効率化が図れる可能性があり、BLVの対策に寄与できるものと期待している。
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