研究課題/領域番号 |
18K07209
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
|
研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
上田 洋司 藤田医科大学, 医科学研究センター, 講師 (40416649)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | エクソソーム / UBL3 / MVB / 翻訳後修飾因子 / ユビキチン |
研究成果の概要 |
エクソソームは、ほぼ全ての細胞種からMultivesicular Body(MVB)を介して細胞外へ放出される小胞であり、産生細胞に由来する特定のタンパク質やmiRNAを内包し標的細胞に再び取り込まれることで新たな細胞間コミュニケーションとして働く。特定タンパク質のエクソソームへの輸送機構は不明であった。 申請者は、種間で高度に保存されたユビキチン様タンパク質であるUbiquitin like protein 3(UBL3)による新規翻訳後修飾UBL3化を発見し、エクソソーム中のタンパク質の60%がUBL3異依存的に輸送されることを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
UBL3によるエクソソームへのタンパク質輸送における分子機構を明らかにすることによって、同じUBLファミリータンパク質であるユビキチンによる分解系制御機構やAtgによるオートファジー制御機構のように、新たな研究領域の展開が予見できる。エクソソームによる細胞間コミュニケーションは、疾患を含めた様々な生命現象に関与しており、特にがん転移において、非常に重要な役割を持つことが知られている。がん転移に対抗する創薬の観点においても、UBL3研究は一大分野として発展する可能性がある。
|