研究課題/領域番号 |
18K07211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
岡田 斉 近畿大学, 医学部, 教授 (20280620)
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研究分担者 |
天野 恭志 近畿大学, 医学部, 助教 (20549331)
古室 暁義 近畿大学, 医学部, 講師 (50512274)
上田 健 近畿大学, 医学部, 准教授 (60585149)
太田 一成 近畿大学, 医学部, 助教 (70589928)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 組織微小環境 / がん / 代謝制御 / エピジェネティクス / マウスモデル / 代謝異常 / 代謝 |
研究成果の概要 |
タンパク質恒常性維持機構の破綻は、神経変性疾患、代謝性疾患、リソソーム病、がん、老化など、様々な疾患を引き起こす。本研究計画では、代謝制御に焦点を当て、独自に作成した肝特異的Bat3欠損マウスモデルを用いて、個体レベルでのBAT3機能の解析を行った。BAT3の機能異常がPI3K/Aktシグナルの活性化、小胞体ストレス、代謝ストレス、炎症反応を促進することで肝機能障害を誘導することを見出した。肝細胞においてはタンパク質恒常性維持ネットワークの破綻が代謝異常の誘因・増悪因子となることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、生活習慣病に強く関連する非アルコール性脂肪肝炎が原因とされる慢性肝炎、肝硬変、肝がん症例が世界的に増加傾向にある。しかしながら、代謝ストレスにより惹起される肝障害、肝硬変、肝がんの個体レベルでの発症の詳細は不明な点も多い。我々の研究結果は、我々が独自に作成したマウスモデルが代謝ストレスにより引き起こされる肝炎、肝硬変、自然発症肝がんの病態を理解するための有用なモデルとなり得ること示唆している。従って、これらのモデルを用いて代謝性肝障害に関与するシグナル経路の詳細を検討することはその治療法、予防法を開発する上で社会的にも大変に意義深い。
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