研究課題/領域番号 |
18K07213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 姫路獨協大学 |
研究代表者 |
酒井 伸也 姫路獨協大学, 薬学部, 講師 (30525077)
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研究分担者 |
柴田 克志 姫路獨協大学, 薬学部, 教授 (70296565)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Hippo経路 / Sav1 / BioID / RASSF1A / 癌抑制因子 / 分子シャペロン |
研究成果の概要 |
Hippo経路において、Sav1はアダプター蛋白質として主要な役割を担っている。我々は以前、Sav1がHsp60と相互作用する事を明らかとした。本研究では、近位依存性ビオチン標識(BioID)を用いて、Sav1-Hsp60と相互作用する蛋白質複合体の同定、および細胞がん化・転移能獲得への関与の解明を目的とした。BioID-Sav1融合蛋白質を発現するHEK293細胞を用いて、精製した融合Sav1蛋白質複合体を得た。これらの精製蛋白質を質量分析で解析した結果、Hsp90を含む新たな相互作用蛋白質のシクナルを検出した。今後、これらの蛋白質複合体の細胞生理学的な役割を明らかにして行く予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Hippoがん抑制情報伝達経路におけるアダプター蛋白質として知られるSav1は、詳細な細胞生理学的機能について不明点が多く解明が待たれる。本研究では、近位依存性ビオチン標識(BioID)を用いて、Sav1-Hsp60と相互作用する蛋白質複合体の同定、および細胞がん化・転移能獲得への関与の解明を目的とした結果、Hsp90を含む新たなSav1相互作用蛋白質のシクナルを質量分析により検出した。今後、これらの蛋白質複合体の細胞生理学的な役割が明らかになれば、がん細胞の発生、がん細胞の転移・進展を制御する新たな分子メカニズムの解明、ひいては再生医療や新たな分子標的薬の開発に貢献できると期待される。
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