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低酸素応答性エピジェネティクスの制御機構と低酸素性乳癌の悪性化の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K07225
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

與那城 亮  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (60453809)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード低酸素 / エピジェネティクス / 乳癌
研究実績の概要

低酸素応答は恒常性の維持に重要な機構だが、癌の微小環境もしばしば低酸素であり、 その生存、悪性化にも働いていることが知られている。乳癌の約4割は低酸素状態と報告されており、それが悪性化に関与している可能性が考えられる。加えて悪性の乳癌では高頻度でDNAのメチル化異常が報告されている。しかしながら乳癌の低酸素による悪性化とDNAメチル化異常の関係は明らかにされていない。
申請者は、エピジェネティック制御に働くDNA脱メチル化酵素の一つ、TET2が、48h以上の長期の低酸素暴露で カスパーゼ依存的に分解されることを乳癌細胞で見出した。また、TET2ノックダウン乳癌細胞をヌードマウスへ移植したところ、コントロールと比較して有意な腫瘍の増大が観察された。これはTET2が乳癌細胞において、癌の悪性化に抑制的に働くことが示唆された。この結果を踏まえ、TET2が制御する遺伝子探索を実施した。公共データベースを利用してTET2が結合するDNA領域を探索し、次にTET2ノックダウン細胞を用いてRNA-seqを実施し、コントロールと比較して増減している遺伝子を同定した。これらの結果から、TET2が制御している可能性のある遺伝子候補とこれまで癌に関与されている遺伝子とを照らし合わせ、乳癌の悪性化に関与する遺伝子候補を見出すことが出来た。今後は同定したTET2制御遺伝子候補が、実際に乳癌の悪性化に関与するかを調べ、低酸素による癌悪性化とDNAメチル化異常の関係性を明らかにしていく。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Pyruvate Dehydrogenase PDH-E1β Controls Tumor Progression by Altering the Metabolic Status of Cancer Cells.2018

    • 著者名/発表者名
      Yonashiro R, Eguchi K, Wake M, Takeda N, Nakayama K.
    • 雑誌名

      Cancer Research

      巻: 78 号: 7 ページ: 1592-1603

    • DOI

      10.1158/0008-5472.can-17-1751

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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