研究課題/領域番号 |
18K07254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
梶野 リエ 愛知県がんセンター(研究所), がん病態生理学分野, 研究員 (20633184)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Apc変異 / 大腸がん / 合成致死 / マウスモデル |
研究成果の概要 |
遺伝子改変により初期の大腸がんを再現するマウスモデル(Apc変異マウス)において、MyD88の働きを抑制すると、腸管腫瘍の数が大きく減少する。またこの時、Apc変異を持つ腸管腫瘍細胞の増殖が低下し、細胞死が引き起こされる。Apc変異を持つ腸管腫瘍細胞が細胞死を回避して生き残るためにはMyD88の働きが重要なこと、MyD88の下流ではHIF-1α、NF-κBやWnt経路が働いていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸がんはがんの中でも患者数が多く、本邦の部位別がん死亡率をみると大腸がんは男性で第3位、女性では第1位であり、効果的な治療法が必要とされている。本研究の成果は、APC変異を持つ大腸がん細胞ではMyD88がアキレス腱となりうることを示しており、MyD88やその下流の因子の働きを阻害する化合物が開発されて臨床で使用できるようになれば、APC変異を持つ多くの大腸がんに対する新しい治療戦略につながることが期待される。
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