研究課題/領域番号 |
18K07255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
佐藤 龍洋 愛知県がんセンター(研究所), 分子腫瘍学分野, 主任研究員 (70547893)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Rheb / SmgGDS / mTOR / mTORC1 / 悪性中皮腫 / RHEB |
研究成果の概要 |
mTORC1の活性を制御する因子SmgGDSの分子機序を解明した。また、mTORC1によって直接リン酸化されるタンパク質2種についてそのリン酸化部位を決定した。 次に悪性中皮腫について解析を行い、mTORC1活性調節に関わる遺伝子群の発現変動を同定し、患者予後との関連を明らかにした。また、SmgGDSの発現抑制によって悪性中皮腫細胞内のmTORC1活性が阻害され、腫瘍の増殖が阻害されることを細胞株を用いた実験、モデルマウスを用いた実験によって明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はmTORC1調節機構の一端を明らかにしている。mTORC1は細胞増殖やオートファジーの制御を通じて生体の多くの機能に関与しており、本研究成果はそれらの分子機序の解明につながると期待できる。また、mTORC1制御機構の破綻はがんをはじめ、種々の疾患と密接に関連しており、これら疾患の分子機序の解明や、悪性中皮腫をはじめとする種々のがんに対する新たな治療戦略の構築が期待される。
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