研究課題/領域番号 |
18K07260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
浜名 洋 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (90551549)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | T細胞受容体 / TCR-T細胞療法 / TCR / ネオ抗原 / ネオアンチゲン / がん免疫療法 / 腫瘍浸潤リンパ球 / T細胞受容体(TCR) / Jurkat細胞 / Luciferaseアッセイ / 機能解析 / Luciferase assay / Jurkat / TAP / T細胞受容体(TCR) / WT1 / TCR遺伝子 / がん浸潤リンパ球(TIL) / T細胞受容体(TCR) / 個別化免疫療法 |
研究成果の概要 |
現在、免疫チェックポイント阻害剤、CAR-T細胞療法などが一部のがんで適応可能となっており、がん免疫療法に対する期待が高まっています。そして今後期待されるがん免疫療法の一つとしてTCR-T細胞療法があります。この治療法では、がん特異的TCR遺伝子をT細胞に遺伝子導入して作製したTCR-T細胞を用います。しかし、TCR-T細胞の作製に必要ながん特異的TCR遺伝子の取得には、時間と労力が必要であることが課題でした。 本研究ではTCR-T細胞療法に不可欠ながん特異的TCR遺伝子を迅速・簡便に取得する方法を開発しました。この方法を用いることで、TCR-T細胞療法の開発研究が容易になることが期待されます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者から得られたTCR遺伝子が、がん特異的TCR遺伝子であるかを解析するために、従来法ではヒトやマウスから採取した細胞を用いて実験を行っていましたが、それらの細胞の調製には時間と労力が必要でした。そこで、本研究では、簡単に培養できる培養細胞株を用いてTCRの機能を迅速・簡便に解析する方法を開発しました。そして、その方法を用いて、大腸がん患者からネオ抗原(がん細胞特有の遺伝子変異に由来するがん抗原)に特異的なTCR遺伝子の取得に成功しました。従って、本研究の成果は、個別化されたTCR-T細胞療法に有用なTCR遺伝子取得に貢献し、新たながん免疫療法の発展に寄与することが期待されます。
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