研究課題/領域番号 |
18K07266
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小林 隆 神戸大学, 医学研究科, 助教 (90709669)
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研究分担者 |
西海 信 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20514706)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 代謝物バイオマーカー / 高リスクIPMN / 多重ロジスティック / メタボロミクス / 膵疾患 / IPMN / バイオマーカー / 代謝物 / 膵がん / 代謝 / 質量分析 |
研究成果の概要 |
膵癌を早期に発見することは難しいが、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)を発見し追跡することが早期発見に寄与することが知られている。この研究では特にリスクの高いIPMNと膵癌を簡便に発見するための代謝物バイオマーカーを探索し、精度を検証した。膵癌44例、高リスクIPMN15例、健常者46例の血中代謝物をGC/MSでメタボローム解析し、メチオニン、アラビノース、ヒスチジン、リジンとBMI、ALP、HbA1cを組み合わせた診断式を作製した。この診断式の膵癌/高リスクIPMNに対する感度は92%で、特異度は90%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでCTやMRIなど大規模な検査が必要であったIPMNを血液バイオマーカーによって検出することができれば、より効率的に膵癌高リスク保因者を拾い上げることができ、膵癌の嘔気発見に寄与できる可能性がある。また疾病によってヒトの代謝環境が特異的に変化していることを示唆しており、疾患診断や治療効果予測、予後予測など幅広い応用が期待できる。
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