研究課題/領域番号 |
18K07267
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 北陸大学 |
研究代表者 |
佐藤 妃映 北陸大学, 医療保健学部, 准教授 (70362960)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL) / DNAメチル化異常 / ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1) / DNA異常メチル化 / 成人T細胞白血病/リンパ腫 / HTLV-1 |
研究成果の概要 |
成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)はHTLV-1の感染によって引き起こされる非常に難治性の疾患である。本研究では、HTLV-1キャリアとATL患者の末梢血検体におけるDNAメチル化異常をMSP法にて解析することにより、キャリアからATLに至る病態について新たな知見を得た。 本研究の結果、DNAメチル化異常の蓄積がATL発症の引き金となっており、DNAメチル化異常の亢進は病期の進行と関連していることが示された。これより、DNAメチル化異常は臨床病理学的意義が高く、発症予測マーカーや標的治療の対象に成り得る可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAメチル化異常の蓄積はATLの発症や病的進行に深く関わることが示されたことから、DNAのメチル化異常を標的にしたATLの予防法の開発や新規治療法の可能性が見出された。また、今回選定された8つの遺伝子のDNAメチル化異常を解析することで、ATLを発症する5%のキャリアを早期に検出する指標としても応用できると考えている。
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