研究課題/領域番号 |
18K07284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
大保木 啓介 公益財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医学研究センター, 副参事研究員 (80415108)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | EBウイルス / 胃がん / EBV / ヒトヘルペスウイルス / 次世代シークエンシング / がん |
研究成果の概要 |
EBウイルス関連胃癌の予後については、まだ議論の分かれるところである。 TCGA-胃がんプロジェクトでは、EBV分子サブタイプは複数の次世代シーケンシング法を組み合わせて決定されたが、異なるアプローチで検出されたEBV陽性率との整合性について疑問を残している。そこで我々は375の腫瘍と32の正常サンプルを含む公共RNAシーケンシングデータセットを再解析し、EBVリードの信頼できる閾値を定義した。病理学的サブタイプに対するEBVの予後への影響についても分析し、再解析により同定されたEBV 陽性症例は、浸潤リンパ球シグネチャとは独立していて、全症例のほぼ半数を占めていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EBウイルスががん細胞中に認められる胃がんサブタイプが知られる。これまで、EBVに由来するRNAが非常に多い場合のみが注目されてきたが、EBVは170000塩基を超えるゲノムを有し、そこに多くの遺伝子を有していて、その転写は一様では無い可能性がある。そのため、大量のRNA分子を解析することで、ごく微量のEBV RNAを検出し、これが新しい胃がんの予後予測因子となる可能性を示唆できた。
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