研究課題/領域番号 |
18K07285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
太田 里永子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30452460)
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研究分担者 |
葛島 清隆 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫応答研究分野, 分野長 (30311442)
今井 優樹 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30440936)
岡村 文子 (出町文子) 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 主任研究員 (10546948)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | T細胞受容体 / 親和性の成熟 / がん特異的TCR / 膜侵襲複合体 / 補体 / T細胞受容体 / TCR |
研究成果の概要 |
がん患者において、がん組織に特異的ながん抗原が発現しているにもかかわらず、がんに対する抗体価は低く、がんに対する特異的な細胞傷害性T細胞(CTL,キラーT細胞)の頻度は低い。本研究では、日本人の約60%が有しているHLA-A24拘束性のがん抗原特異的CTLクローンの、「293T細胞ディスプレイ法」を用いたin vitroでの親和性の成熟の可能性を示した。また、膜侵襲複合体の形成を誘導する低分子抗体フラグメントscFvを構築できたことから、親和性を成熟させたがん抗原特異的なTCRと繋げ合わせた新たな治療薬の可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人の大多数が有するHLA拘束性のがん抗原を認識するCTLクローンのTCRから、抗原に高親和性のTCRが取得できれば、日本人に適した新たながんのターゲティングが可能になると考えられる。今回、「293T細胞ディスプレイ法」を用いて、一価での親和性が低いTCRについて、高親和性TCRの取得に成功した。今後、この技術が応用され、種々のがん抗原に対する高親和性TCR を用いた薬剤の創製に寄与すると考えられる
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