研究課題/領域番号 |
18K07305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
田中 稔之 兵庫医療大学, 薬学部, 教授 (30217054)
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研究分担者 |
大野 喜也 兵庫医療大学, 薬学部, 講師 (40509155)
岡村 春樹 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60111043)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 癌免疫治療 / IL-18 / 免疫チェックポイント / NK細胞 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
IL-18は免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果を増強する。本研究では以下の成果を得た。1)IL-18の併用により誘導される活性化NK細胞がI型樹状細胞の局所への動員を通じて抗腫瘍効果の増強に重要な役割を果たすこと。2)癌免疫治療に対する抵抗性の克服に腫瘍ネオ抗原の誘導が重要であること。および3)IL-18は抗腫瘍免疫を損なうことなく、肝臓における自己免疫性組織障害に対する保護作用を示すこと。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポイント阻害薬は担癌宿主のT細胞を抑制状態から解放し、強い抗腫瘍効果を発揮する。しかし、半数以上の患者には未だ十分な腫瘍縮小効果が見られない。また、克服すべき副作用として免疫関連有害事象が残されている。現在、免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果を増強し、治療抵抗性を克服する新しい戦略の開発が強く望まれている。本邦で発見されたIL-18を、癌免疫応答を増強する医薬品として実用化することの臨床医学的な意義はきわめて大きい。
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