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慢性腎不全に関わる尿毒症物質のがん治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K07308
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

右田 敏郎  公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子生物治療研究部, 研究員 (20462236)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード慢性腎不全 / がん / 尿毒症物質 / 腎不全
研究実績の概要

尿毒症物質は腎不全により体に蓄積し、生体に様々な有害事象を引き起こす物質の総称である。本研究の目的は尿毒症物質の中から、がん細胞の増殖や転移を直接抑制する働きを持った物質を同定することにある。昨年度は、がん研究会の倫理審査委員会にて慢性腎不全の患者の血清を用いた本研究の承認を得る事が出来た。研究計画書に基づいて、腎臓がんを含むいくつかのヒトがん細胞株を10%ウシ胎児血清にて培養し、安定的に継代できることを確認した。次に、明らかに腎不全がないと確認されている研究参加者の血液を遠心分離によりヒト正常血清を得た。正常ヒト血清、または人工透析を受けている患者の血清を用いてヒトがん細胞株を通常培養し、その増殖能を調べる予定であった。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により在宅勤務となり、研究実施施設におけるウェットの実験が完全に止まってしまった。さらに、ヒト検体の入手予定先である共同研究施設は地域の感染症指定病院であったため、全国的な新型コロナウイルス感染症の広がりとともに、医療体制が逼迫し、職員以外の人の接触も厳しく制限されることになった。このため、検体入手のために他の共同研究先も模索したが、本来、人工透析を受けている患者は免疫不全状態にあり、どこの施設でも新型コロナウイルス感染症の予防対策が強化された結果、これらの患者からの検体の入手は事実上不可能となった。

これらの事情から、本研究をこれ以上継続するのは困難と判断し、研究を中断することにした。今年度の研究費は支出がなかったため、今年度分は返還することにした。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-12-27  

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