研究課題/領域番号 |
18K07309
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
|
研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
國政 和宏 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター ゲノム研究部, 研究員 (50534020)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 小胞体ストレス応答 / がん遺伝子 / 活性化変異 / がん微小環境 / 小胞体ストレス / 小胞体ストレス抵抗性 |
研究成果の概要 |
がん微小環境は小胞体ストレスが蓄積しやすい環境であり、小胞体ストレス抵抗性の獲得は重要ながん進展機構の一つである。本研究では、小胞体ストレス下で、活性型X遺伝子がアポトーシス促進性のBim発現誘導を抑制することによって、小胞体ストレス抵抗性を賦与することを明らかにした。さらに、小胞体ストレス抵抗性を解除する化合物のスクリーニングから、核外輸送を担うexportin-1の阻害が小胞体ストレス抵抗性の解除に繋がることを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体ストレス抵抗性化機序の解明とそれに対する阻害剤の同定は、がん遺伝子Xの増殖シグナル阻害とは異なる作用機序に基づいたがん治療法の確立やX活性化変異がんに特徴的な病態の理解に繋がることが期待される。各種活性型がん遺伝子特有のストレス適応機構を明らかにできつつあり、今後の治療標的化研究への展開に重要な示唆を与えるデータが得られたと考えている。
|