研究課題/領域番号 |
18K07346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51010:基盤脳科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
熊野 弘紀 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (40568325)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 意思決定 / 前頭前野 |
研究成果の概要 |
環境の変化に応じて柔軟に判断を切り替えるためには、脳はその環境ごとに不要な情報を排除し、有用な情報を判断に取り入れなければならない。前頭前野のさまざまな領域が、このような柔軟な判断にどのように関わっているかを調べるために、2つの判断を切り替えるタスクスイッチ課題を遂行中のサル前頭前野に皮質脳波(ECoG)電極を留置し、神経活動を記録した。神経活動からどちらの課題を行っているかを判別できるか調べたところ、その判別精度は低かった。皮質脳波ではなくスパイク活動によって課題の判別を試みるのが今後の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトは環境に応じて柔軟に判断を切り替え、そのときの環境に応じた行動をとることができる。本研究では、前頭前野がどのように柔軟な判断の切り替えに関与しているかを理解するために、前頭前野の広い範囲から皮質脳波を計測した。その結果、皮質脳波を用いた課題ルールの解読精度は低かった。今後は、前頭前野からスパイク活動を含めた神経活動を計測し、柔軟な判断にどのように寄与しているのかを明らかにしたい。
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