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他者の“裏をかく”神経基盤の解明:脳内他者行動モデルの構築とそれに基づく行動選択

研究課題

研究課題/領域番号 18K07349
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分51010:基盤脳科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

田中 慎吾  新潟大学, 医歯学系, 助教 (30597951)

研究分担者 川嵜 圭祐  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60511178)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード心の理論 / 大脳皮質 / ECoG / ニホンザル / fMRI / 脳内他者 / 電気生理学 / 戦略的行動選択 / 他者行動モデル
研究成果の概要

他者の心を推測する能力「心の理論」には、複数の脳領野が関与しているが、自己とのインタラクションによって変化する他者の脳内推測過程や、脳内他者と周辺状況に応じた行動選択の神経基盤については未知である。本研究では、インタラクティブな実験課題を開発し、脳内他者を用いた戦略的な行動選択の神経生理学的基盤の解明を目指した。まずfMRIを用いて、ヒト被験者の脳活動を記録した。ヒト被験者の行動を計算論的行動モデルで説明し、そのパラメータと相関する脳活動を探索したところ、TPJや前頭前野において賦活がみられた。さらに、ニホンザルから神経活動を記録するためのECoG電極を開発し、ニホンザルの課題訓練を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、インタラクティブな実験課題を開発し、脳内他者を用いた戦略的な行動選択に関連する脳活動を明らかにした。この結果は、「心の理論」を用いた行動選択の神経基盤にアプローチできるといった点で学術的意義がある。さらに、この研究成果は「心の理論」の原理や存在意義の解明につながるとともに、自閉症などの社会的行動に対して困難を示す症例の原因解明や、治療法の確立、さらには人工知能への心の実装などにつながると考えている。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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