研究課題/領域番号 |
18K07352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51020:認知脳科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
猿渡 正則 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90452309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 瞳孔径 / 報酬 / 予期 / サッカード / 覚醒 / 目標選択 / 動機付け / 視覚的注意 / V4野 / 単一神経細胞活動 / 視覚探索 / サル |
研究成果の概要 |
V4野の神経細胞の注意に依存した活動に及ぼす動機付けの影響を調べるため,サルに視覚探索課題を訓練した.課題では複数の刺激の中から唯一異なる刺激を探し,サッカードさせた.動機付けの状態を変えられるように,報酬量が異なる条件を導入した.異なる報酬条件間で,反応時間,サッカード速度,及び瞳孔径について検討したところ,反応時間とサッカード速度には差がない一方で,瞳孔径は多報酬試行で大きく少報酬試行で小さいことが分かった.更に,瞳孔径と反応時間の間には負の相関があることを見出した.神経細胞活動の記録は今後となるが,瞳孔径を手掛かりに,動機付けが注意に依存した神経細胞活動に与える影響を解析する方針である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私達ヒトは日常生活を視覚に大きく依存している.動機付けが視覚機能,とりわけ視覚的注意に及ぼす影響を理解し,生理学的メカニズムについて知見を得ることは,見る能力を向上させたり,見落としを減少させる方法の開発に寄与しうる.
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