研究課題/領域番号 |
18K07360
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51020:認知脳科学関連
|
研究機関 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 (2020-2021) 国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019) |
研究代表者 |
中道 友 山陽小野田市立山口東京理科大学, 工学部, 助教 (70586164)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 視覚 / TE野 / TEO野 / 光内因性信号イメージング / オプトジェネティクス / opto-OISI / 脳機能イメージング / 顔認知 / 下側頭葉皮質 / 受容野 / 機能的コネクトーム / 図形特徴 |
研究成果の概要 |
本研究では,視覚情報処理の最終段であるTE野の表現する図形特徴と受容野の形成メカニズムを解明することを目的とし研究を行った.オプトジェネティクスを利用した皮質間機能的コネクトーム計測法(opto-OISI)を開発し,マカクサルのTEO野(TE野の前段の領野)-TE野に適用することによって,TEO野からTE野へのdivergentな投射の空間パターンを可視化できた.また,opto-OISIにより結合を持つTEO野とTE野の神経細胞ペアをin vivoで同定することが可能であることを示し,それぞれの応答特性を比較からTE野の表現する図形特徴と受容野の形成メカニズムの解明が可能であることを示唆した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したopto-OISIは,これまで困難であった異なる皮質間で結合する細胞ペアのin vivoでの同定を可能にするため,本研究で対象としたTEO-TE野だけでなく,様々な領野で用いられる一般的な手法となり得る.また,過去の解剖学研究と本研究で明らかになったTEO野からTE野へのdivergentな投射を考えると,TEO野-TE野ではdivergentな結合とconvergentな結合が混在することが示唆される.これは視覚情報処理を理解するための1つの知見であり,今後の視覚情報処理に関する研究をデザインする上でも有用な情報であると言える.
|