研究課題/領域番号 |
18K07366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
有島 英孝 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 准教授 (70293420)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳表ヘモジデリン沈着症 / 硬膜欠損 / 髄液漏 / 脳表ヘモジデリン / ラットモデル / ラット / 脳表ヘモジデリン沈着 / 脊椎 / 硬膜 |
研究成果の概要 |
ラットの脊髄硬膜に穴をあけ髄液漏を人工的に作成し皮下の微量な血液が脊髄や脳の表面に沈着するかラットの脳表ヘモジデリン沈着症モデルの作成を試みた。 ラットの脊髄硬膜に穴をあけてもすぐに結合組織で穴が閉鎖してしまい、十分な髄液漏を有する脳表ヘモジデリン沈着症モデルの作成は困難であった。 作成したモデルの脊髄や大脳および小脳を病理組織学的に観察したがヘモジデリンの沈着は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳表ヘモジデリン沈着症は難聴から発症し慢性的に進行した結果、認知症や歩行困難になる。有効な治療法はない。原因不明と考えられたが、多くの症例に脊髄硬膜に欠損があることが判明し、硬膜外静脈からの長期間かつ持続的な微小出血が脳脊髄に沈着して発症すると考えられている。しかし証明するモデルはない。 今回の研究はラットに髄液漏を作成し皮下の微量な血液が脊髄や脳の表面に沈着するかラットを使用してモデルを作成できないかと考えた。モデルが作成されれば、髄液漏と脳表ヘモジデリン沈着との因果関係が間接的に証明でき、何らかの治療法が発見できると考えられたが、ラットで脳表ヘモジデリン沈着症モデルの作成は困難であった。
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