研究課題/領域番号 |
18K07373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
杉本 大樹 自治医科大学, 医学部, 助教 (70515866)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 片頭痛 / マウス / カルシウムイメージング / G-CaMP7 / 家族性片麻痺性片頭痛2型 / ナトリウムポンプ / G-CaMP / CSD |
研究成果の概要 |
Naポンプα2サブユニット欠損マウス(Atp1a2+/-)は、大脳皮質拡延性抑制(CSD)の異常を示す。成体マウスでは、同サブユニットはアストロサイトに局在しており、Atp1a2+/-のCSDの異常は、アストロサイトの活動異常によって生じる可能性が考えられる。そこで、本研究では、Ca2+イメージングによって細胞内Ca2+濃度変化を観察し、Atp1a2+/-と野生型マウスの大脳皮質アストロサイトの活動を比較した。CSD誘起後、Atp1a2+/-はCa2+波の伝播速度の上昇とCa2+濃度上昇を示すストロサイト数が増加を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Naポンプα2サブユニットの変異は、家族性片麻痺性片頭痛2型(FHM2)の原因であり、同遺伝子欠損マウスで明らかにした大脳皮質アストロサイトの活動異常は、FHM2の病態解明に大いに役立つと考えられる。さらにアストロサイトの活動異常は、2型以外のFHMでも見られており、FHMの共通基盤としてアストロサイトの活動異常が存在することを示唆する。
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