研究課題/領域番号 |
18K07379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
朴 雅美 近畿大学, 医学部, 講師 (70469245)
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研究分担者 |
佐藤 文孝 近畿大学, 医学部, 助教 (30779327)
萩原 智 近畿大学, 医学部, 講師 (40460852)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / ピロリ菌 / 外膜小胞 / 神経炎症 / 多発性硬化症 / ミクログリア / アルツハイマー型認知症 / 細胞外小胞 / 炎症 / 神経細胞 / Helicobacter pylori |
研究成果の概要 |
ピロリ菌感染率がアルツハイマー型認知症患者で有意に高い、という疫学調査結果が報告されている。環境因子などに影響されない動物実験で両者の関連を示した報告はこれまでほとんどなかった。本研究で、ピロリ菌長期感染マウスでは非感染マウスに比べ有意に中枢神経炎症が起きていることが確認された。そのメカニズムは現時点では明らかでないが、本菌が産生する外膜小胞が関与している可能性を示唆するデータが得られている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ピロリ菌がその生息場所から離れた脳の炎症に関与していることを動物実験で示すことができたことは非常に意義深い。このメカニズムを明らかにすることは喫緊の課題といえる。 ピロリ菌感染は胃がんのリスク因子であることから日本ではその除菌は保険適用となっており推奨されている。アルツハイマー型認知症発症には加齢、遺伝や生活習慣など多くの因子が関係している。本研究結果からピロリ菌感染もその因子の一つであると考えることが出来、積極的に除菌すべきであると考える。
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