研究課題/領域番号 |
18K07386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
佐藤 裕康 山形大学, 医学部, 助教 (90436204)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | パーキンソン病 / αシヌクレイン / PLK2 / モデル動物 / アデノ随伴ウイルス / リン酸化 |
研究成果の概要 |
パーキンソン病を特徴づけるLewy小体には凝集したαシヌクレイン(αS)が蓄積している。主要な翻訳後修飾であるSer129のリン酸化が神経毒性に与える効果は不明である。本研究ではPolo-like 2(PLK2)によるリン酸化が神経毒性に与える効果を検討した。PLK2ノックアウト(KO)マウス中脳に組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV-A53TαS)を接種し、リン酸化がドパミン神経毒性に与える効果を解析した。その結果、PLK2-KOマウスではαSによる神経変性が抑制されている可能性があった。神経保護効果が有意なものか、またそのメカニズムについて、追加解析中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病は病理学的に黒質線条体のドパミン神経細胞の脱落とαシヌクレイン凝集体の形成によって特徴づけられる。リン酸化αSは主要な翻訳後修飾として知られるが、その病的意義は不明である。現在、αSによる神経毒性を緩和する治療薬は開発されていない。本研究によりSer129リン酸化のαS神経毒性への効果を明らかにすることにより、リン酸化レベルの調節が、神経保護効果を有する治療のターゲットとなりうるか明らかとなる可能性がある。
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