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中枢神経系多様性獲得機構からみた神経変性疾患における選択的脆弱性及び進行性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K07391
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

田辺 康人  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (10311309)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード筋萎縮側索硬化症 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 / 運動ニューロン / TDP-43
研究成果の概要

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis: ALS)は進行性の全身性の筋力低下をきたし、嚥下障害や呼吸不全により発症後数年で死に至る過酷な神経難病である。現在有効な治療法はない。どのような分子機構により選択的な脆弱性が運動ニューロンに賦与されるのかは不明でありそれを明らかにすることは新たな治療戦略を与える。一方、中枢神経系を構成する個々の神経細胞の個性が将来にわたり維持される分子機構についても多くの場合明らかではない。本研究ではALSにおいて選択的に障害を受ける運動ニューロンの個性維持の破綻がALS脆弱性賦与に結びついている可能性を示唆する研究成果を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経発生学の進展とともに胎生期においてどのようにして中枢神経系を構成する個々の神経細胞の個性が獲得されるのかについては理解が進んだ。しかしながら一旦獲得された個性がどのような分子メカニズムにより成体において維持されているのかの理解は少ない。さらにはその個性維持機構の破綻がどのような病態発現に結びつくのかに関してもその可能性すら考慮されてはいない。本研究は中枢神経系を構成する神経細胞の個性維持機構の破綻が神経変性疾患の選択的脆弱性に結びつく可能性を示唆した。病態を理解する上での新たな治療戦略を与えると考える。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Dlk1 contributes to the induction of cytoplasmic TDP-43 aggregates through formation of micronucleus-like structures2021

    • 著者名/発表者名
      田邉康人、渡邉大、髙橋良輔
    • 学会等名
      第62回日本神経学会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

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