研究課題
基盤研究(C)
GPR3は中枢神経系に豊富に発現し、リガンド非存在下でGs活性化能を有するオーファン受容体である。研究代表者はこれまでGPR3が神経細胞の分化、生存、成熟に関連し、小脳顆粒神経細胞の分化過程で内因性にGPR3発現増加し、神経突起先端局所の PKA 活性化に寄与することを解明してきた。本研究では、神経細胞分化に伴って発現増加するGPR3が、シナプシン2発現とリン酸化に影響を与えることにより、プレシナプス機能を修飾する可能性を新たに示した。
研究代表者はこれまで神経細胞におけるGPR3の局在・機能・役割に関した基礎的研究を続けてきた。GPR3はアルツハイマー病においてBACE1の修飾因子として病態に関与する可能性が報告されているが、シナプス形成機能に関しての報告はこれまでになく、将来の神経再生医療の基礎となる可能性があり、学術的にも意義がある研究課題であると考えられる。
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