研究課題/領域番号 |
18K07409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉内 一浩 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70313153)
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研究分担者 |
山本 義春 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60251427)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 摂食障害 / 心身医学 / 行動医学 / 過食 / EMA / EMI / スマートフォン / エコロジカルモメンタリアセスメント / エコロジカルモメンタリインターベンション / 機械学習 |
研究成果の概要 |
摂食障害患者の過食症状および関連する症状に関して、Ecological Momentary Assessment(EMA)を応用し、日常生活下で評価・記録できるシステムを開発し、過食症状と生物学的・心理学的要因との関連を検討したところ、リアルタイムに測定した気分(うつ、不安など)が過食行動に影響し、血糖値がポジティブな気分が正の相関を持つことが明らかとなった。さらに、Ecological Momentary Intervention(EMI)を応用して、機械学習を用いたスマートフォンによる過食症状の治療介入システムの開発をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
摂食障害患者の過食や代償行動などの食行動異常は、診察場面での従来の方法では評価は難しく、日常生活の状況はブラックボックスに近い状態であるという問題があった。本研究の学術的意義の一つは、日常生活下においてリアルタイムに評価する方法で、日本人の摂食障害の患者において食行動異常に関連する心理学的要因を明らかにしたことと、血糖値という生物学的な要因が気分と関連していることを明らかにしたことである。さらに、過食症状に関して、日常生活下において治療介入を行うシステムを開発したことも学術的意義が大きく、また、難治とされる摂食障害の治療の一つの可能性を示した点は、社会的意義もある。
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