研究課題/領域番号 |
18K07420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
西尾 健治 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60254489)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 腎虚血再灌流傷害 / VWF / ADAMTS13 / 癌細胞 / 血小板 / 癌 / 腎臓 / LLC細胞 / UL-VWF / 血管内皮細胞 / 肺がん細胞 / cancer |
研究成果の概要 |
1.腎臓の虚血再灌流傷害をWild type マウス(WT)、VWF gene-deletedマウス(VWF-KO)を 用いて比較検討した。WTではVWF-KOに比べて血清Crは上昇し、組織にても尿細管障害が強く、VWFは腎臓の虚血再灌流傷害悪化に関与していると考えられた。WTマウスに対してリコンビナントADAMTS13の投与にて腎臓の虚血再灌流障害は減少し、ADAMTS13は腎臓の虚血再灌流障害の予防や治療手段になりうると考えられた。 2.培養血管内皮細胞から分泌されたVWFに洗浄血小板を流動下で粘着させLLC肺癌細胞をADP存在下で流したところ肺癌細胞はVWF+血小板に粘着した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腎機能障害は低酸素、低潅流、薬剤性や各種疾患にて惹起される。その一つである腎虚血再灌流傷害をVWFは惹起、増大させる因子であることが示され、VWFの機能を制御するADAMTS13が虚血再灌流傷害を減少させることが証明された。このことにより、ADAMTS13の投与により腎移植後の腎機能が現状よりもより温存される可能性が示唆され、社会的意義は大きいと考える。 また、血管内皮細胞より分泌されたVWFに血小板とADP存在下に癌細胞が粘着することを観察した。VWFの機能を制御するADAMTS13の機能を考えると、ADAMTS13が癌の転移を抑制する可能性を示していると考える。
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