研究課題/領域番号 |
18K07428
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
姜 美子 東邦大学, 医学部, 非常勤研究生 (00624066)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | フェノタイプ変換 / LDLレセプタースーパーファミリー / LR11 / 脂肪細胞 / ディファレンシエーション / 褐色脂肪 / ベージュ脂肪 / 病的フェノタイプ変換 / ブラウニング / 可溶性 / 検査医学 / 検査学 / 可溶性LR11 / 肥満 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
本研究は、脂肪細胞のブラウニングフェノタイプ変換におけるLDL受容体スーパーファミリーLR11の役割を解明することを目的とした。脂肪組織より二次元培養褐色脂肪細胞と三次元培養ベージュ脂肪細胞を調整し、その細胞生物学的解析から、LR11は白色、褐色、ベージュ脂肪細胞フェノタイプ間のトランスディファレンシエーション機構に関わることが示唆された。ヒト検体解析により、血中可溶性LR11が動脈硬化の進展した病態において高値を示した。LR11は脂肪細胞のブラウニングトランスディファレンシエーションの制御破綻により動脈硬化の進展した病態を表す検査マーカーになる可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主な学術的意義は、これまで細胞培養系では生体で見られる形態と機能を鑑別することが難しかった白色細胞と褐色・ベージュ脂肪細胞の特徴を表現する三次元培養解析系を確立したこと、さらに、それを用いて脂肪細胞のブラウニングフェノタイプ機構におけるLDLレセプタースーパーファミリーLR11の関与を明らかにしたことである。社会的意義は、血中可溶性LR11濃度が動脈硬化で高値を示すという検査学的病態基盤を同定したことである。
|