研究課題/領域番号 |
18K07430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
丸山 和佳子 愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (20333396)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | パーキンソン病 / 酸化ストレス / alpha-synuclein / オートファジー / 神経老化 / 口腔炎症 / シヌクレイン / 脂質過酸化 / アルファーシヌクレイン |
研究成果の概要 |
パーキンソン病(PD)の病因について、神経老化の観点で研究を行った。PDにおける神経細胞死の原因は不明であるが、構造異常をきたしたalpha-synuclein (aS)タンパク質が毒性を持つと考えられている。近年となり、消化管に分布する自律神経終末において構造異常aSが生成され、中枢神経へと軸索輸送された結果、毒性をもつaSのseed(種)が形成されるとの仮説が脚光を浴びている。申請者は膜脂質由来の脂質ラジカルを消去する役割をaSが果たしていること、その結果に毒性を持つ構造異常のaSが生成され、autophagy-lysosome系を傷害することをin vitroの実験で明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「老化」は生物に普遍的な生理現象であり、生体内のノイズやゴミが徐々に蓄積されていく経過と考えられる。今回の研究課題では生命活動に伴うノイズである「酸化ストレス」の結果、酸化修飾タンパク質、特に膜脂質由来の脂質ラジカルによるタンパク付加体(ゴミ)が生成され、毒性を発現するメカニズムについてパーキンソン病を中心に検討を行い、成果を得た。本研究成果を発展させ、神経老化のバイオマーカーとしての酸化脂質修飾タンパク質の有用性、及び老化、神経変性疾患に対する栄養学的介入による老化予防法の開発に結びつけることが期待される。
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