研究課題/領域番号 |
18K07453
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
太田 美里 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 研究員 (00767121)
|
研究分担者 |
牧野 利明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80326561)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 蜂蜜 / イソマルトース / 顆粒球コロニー刺激因子 / 腸管免疫 / トール様受容体 / 蜜炙 / isomaltose / 加熱加工 / 高分子 / TLR4 / 加熱 / G-CSF / 免疫賦活作用 / 生薬 / 修治 |
研究成果の概要 |
本研究では、生薬を蜂蜜と共に加熱する加工(蜜炙)に注目し、科学的エビデンスを得ることを目的とした。培養マウス消化管上皮細胞(MCE301細胞)に各種蜂蜜または含有する糖類の加熱処理品の熱水抽出エキスを添加し、培地中に放出されるG-CSF (granulocyte-colony stimulating factor) 濃度をELISA法により測定した。蜂蜜の加熱によりG-CSF産生誘導活性が発現し、isomaltoseが本活性に寄与していた。180℃では1時間、200℃では15~30分加熱した時、活性が最大であった。以上、isomaltose含量の高い蜂蜜が蜜炙に適していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では蜂蜜を加熱するだけで、免疫賦活作用が得られることを発見し、それを担う含有成分としてisomaltoseを得た。本研究成果から、バラツキの大きい蜂蜜市場品の品質を評価するときの指標としてisomaltose含量が提案でき、商品の差別化に応用できる内容である。
|