研究課題/領域番号 |
18K07456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
本井 ゆみ子 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (60338407)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | タウ蛋白 / アルツハイマー病 / プリオン様伝播 / 学習障害 / 伝播 / ストレイン / ミクログリア / 凝集 / プリオン |
研究成果の概要 |
タウオパチーにおいてタウ蛋白が正常可溶性タウ蛋白を巻き込み、細胞から他の細胞へとプリオン蛋白のように伝播し病変が広がると考えられている。本研究では、アルツハイマー病脳ホモジネートを2ヶ月齢の野生型タウ過剰発現マウスTg601マウスの一側海馬に注入した。17~19ヶ月後、脳海馬にリン酸化タウおよび銀染色陽性のタウ病理およびミクログリアの増殖と、バーンズメイズテストにて学習障害を認めた。タウ病理とミクログリアの増殖はTg601マウスにて正常マウスよりも顕著であったが、学習障害には大きな差を認めなかった。長期間、老齢マウスで伝播を観察しえたことが行動障害をひきおこしやすい病態に結び付いたと考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ヒトアルツハイマー病をマウス脳に注入することによりヒトアルツハイマー病類似の脳変化および症状を再現することを示すことができた。本マウスモデルをアルツハイマー病の薬剤探索に使用することができるであろう。
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