研究課題/領域番号 |
18K07464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
内藤 省太郎 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 准教授 (60584480)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | サルコペニア / フレイル / 透析 / 末期腎不全 / 透析導入 / 慢性腎臓病 |
研究成果の概要 |
本研究は、新規に透析導入となった末期腎不全患者におけるサルコペニア・フレイルの実態を評価し、合併症(心血管疾患、感染症、悪性腫瘍など)の発症、死亡を評価項目として検討し、本邦での新規透析導入患者におけるサルコペニア・フレイルの頻度を示し、それらと生命予後の関係を明らかにすることを目的とした。2022年3月末の時点での登録患者117名の平均年齢は68.6歳、平均クレアチニンは8.64 mg/dLであった。117名中、欠損データの無い研究対象者93人のうち、サルコペニアの基準を満たしたのは26人(28.0%)であった。Friedによるフレイルの基準を満たしたのは76人(81.7%)と高率であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニア・フレイルは、近年高齢者の生命予後に関与する因子としてその予防策が講じられている。また、慢性腎臓病は日本人の7人に1人に認める国民病と言われ、進行し末期腎不全に至ると生命維持のためには透析または腎移植が必要となり、高率に合併症を起こしQOLや生命予後も悪く、医療費もかかることから社会的にも問題と成っている。本研究では、末期腎不全に至った患者におけるサルコペニア・フレイルが高率であることを明らかにすることにより、慢性腎臓病患者に対しサルコペニア・フレイル予防のための早期介入の必要性を啓蒙することとなった点で意義があると考える。
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