研究課題/領域番号 |
18K07481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
弘世 貴久 東邦大学, 医学部, 教授 (40384119)
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研究分担者 |
熊代 尚記 東邦大学, 医学部, 准教授 (20535207)
鴫山 文華 東邦大学, 医学部, 助教 (70808188)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 睡眠障害 / アンケート調査 / 生活の質 / 糖尿病 / 介入法 |
研究成果の概要 |
当院に通院中の2型糖尿病患者を対象に、睡眠習慣や生活の質についてアンケートを用いた調査を行った。対象患者は睡眠薬の使用をしていない500名である。最終的には380人のアンケートを解析対象とした。これらの患者において睡眠の質は年齢が若いほど悪化、この結果は既報の一般人対象の調査とは全く異なるものであった。今回の解析では年齢とともに変化した指数としてBMIが挙げられ、若いほど体重が大きい傾向が見いだされた。患者のエントリーに際し、過体重睡眠時無呼吸については対象から除外していたが過体重の患者において潜在的な睡眠時無呼吸患者が紛れていた可能性は否定できず、慎重な問診が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2型糖尿病患者の血糖コントロールやインスリン感受性が睡眠の質と深く関係していることがこれまで当科や他の研究者より報告されてきた。今回の基盤研究では糖尿病の治療に大きく影響する睡眠の質が損なわれる因子を明らかにする過程において若年者に注意を払う必要があることが明らかとなった。スマートフォンなどの普及による睡眠時間の短縮、睡眠の質の悪化が若年者に認めれられることは明らかであるが、肥満傾向の強い若年2型糖尿病患者にはその裏にあると考えられる睡眠時無呼吸症候群についての注意を払うことの重要性が推察され、糖尿病のコントロールが不良な若年患者に対する介入方法として留意しなければならないことが判明した。
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