研究課題/領域番号 |
18K07501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松瀬 大 九州大学, 医学研究院, 助教 (70596395)
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研究分担者 |
山口 浩雄 九州大学, 大学病院, 特任講師 (00701830)
雑賀 徹 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (00744880)
山崎 亮 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10467946)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 多系統萎縮症 / グリア炎症 / ミクログリア / バイオマーカー / intermediate monocytes / αシヌクレイン / オリゴデンドログリア / 脱髄 / CSF1R阻害薬 / トランスジェニックマウス |
研究成果の概要 |
多系統萎縮症の病態を解明するため、任意の時期にオリゴデンドログリアにαシヌクレインを発現、抑制できる動物モデルを作成し、マウスの臨床症状、運動機能、病理学的所見などについて評価した。モデル動物は、病初期からミクログリアの活性化が認められた。病初期にαシヌクレインの発現を抑制すると改善した。CSF-1R阻害剤というミクログリア除去剤を使用し、治療的介入についての検証も行った。 ヒト多系統萎縮症患者末梢血の解析では、向炎症性のIntermediate単球が病初期に減少する傾向を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
任意の時期にαシヌクレインをオリゴデンドロサイトに発現できる、多系統萎縮症の新規モデルを作成した。髄鞘形成後の時期からαシヌクレインを発現させることができ、従来のモデルよりMSAの病態に近く、また短期間での評価が可能なため、病態の解明や治療薬の開発に有用である。 多系統萎縮症患者の末梢血解析では、単球系の細胞分画の特徴を新たに見出すことができ、本疾患のバイオマーカーとして有用のみならず、本疾患のさらなる病態の解明にもつながると思われる。
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