研究課題/領域番号 |
18K07517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
関谷 倫子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 認知症先進医療開発センター, 室長 (40367412)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / ショウジョウバエ / アミロイドベータ / グリア細胞 / アミロイドβペプチド / リスク遺伝子 |
研究成果の概要 |
認知症の主な原因疾患であるアルツハイマー病の発症メカニズムの解明,治療薬標的の同定は急務である。最近の知見から,アルツハイマー病の発症と進展には,ニューロンを取り巻くグリア細胞機能の変化が大きな影響を与えると考えられるが,実際にどのグリア細胞種の,どの遺伝子が担う機能変化が病態の形成に重要であるかは不明である。本研究では,グリア細胞に発現する遺伝子群を効率よく検索するための,新規アルツマイマー病モデルショウジョウバエを確立し,アルツハイマー病の発症・進展に影響を与えるグリア機能に関連する遺伝子同定を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化の進む我が国において,認知症患者数の急増は深刻な社会問題であり,その原因であるアルツハイマー病の発症メカニズムの解明,治療薬標的の同定は急務である。本研究では,アルツハイマー病におけるグリア細胞機能の関与を解明する目的で,新規のアルツハイマー病モデルショウジョウバエを確立した。このモデルを用いることで,アルツハイマー病におけるグリア細胞機能の関与を解明すると共に,グリア細胞に着目した治療薬標的の同定が期待できる。また,既存のモデルとは異なる新しいシステムを有するモデルでの研究は,アルツハイマー病の発症機序の解明に新たな知見をもたらす可能性がある。
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