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遺伝性脳小血管病変異TREX1の細胞内局在異常による毒性機能獲得メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K07522
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

加藤 泰介  新潟大学, 脳研究所, 特任准教授 (30598496)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードTREX1 / RVCL / DNA損傷毒性 / 二本鎖DNA切断 / 細胞老化 / SASP / DNA damage / 脳小血管病 / 老化
研究成果の概要

我々は二本鎖DNA損傷 (DSB) fociの定量解析から、RVCLに関連するTREX1変異タンパク質がDSBを誘導することを突き止め、この毒性はTREX1のエキソヌクレアーゼ活性と核内局在性に依存することを明らかとした。さらに、このDNA毒性は他の自己免疫性疾患に関連するTREX1変異体では誘導されないことから、RVCL変異特有の毒性であることを突き止めた。このRVCL変異TREX1をヒト正常線維芽細胞に持続的に発現することにより、細胞老化が誘導されることを明らかにした。さらに、RVCL変異TREX1発現誘導老化細胞には細胞老化関連分泌形質(SASP)が同時に誘導されることを突き止めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

TREX1遺伝子変異で発症する疾患のうち、RVCLに関わる変異のTREX1へ与える作用が不明であった。本研究結果は、これまで不明とされてきたRVCL関連変異TREX1の、RVCL発症に関わる分子機構に対し、RVCL変異特異的なDNA損傷毒性という機能獲得を発見し、初めて本症の分子メカニズム解明の突破口を開いた。
RVCLは、中年期に発症し、死に至る非常に重篤な疾患である。本研究結果は、この重篤な遺伝性疾患の治療法の開発に向けた、画期的な一歩となる可能性が高い。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Nuclear export and reduced enzyme activity of TREX1 improve cell growth arrest due to RVCL mutation2020

    • 著者名/発表者名
      安藤昭一朗、加藤泰介、野崎洋明、笠原杏子、小野寺理
    • 学会等名
      第61回日本神経学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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