研究課題/領域番号 |
18K07527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
佐野 泰照 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20379978)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 皮膚筋炎 / タイトジャンクション / 微小血管内皮細胞 / ペリサイト / 骨格筋微小血管 |
研究成果の概要 |
皮膚筋炎(dermatomyositis: DM)では筋微小血管のタイトジャンクション(TJ)の破綻が認められ,病勢を悪化させている.まず,皮膚筋炎患者の血清が骨格筋微小血管のアポトーシスを促進させる可能性があることを明らかにした.また,ヒト骨格筋ペリサイト株(HSMPCT)の培養上清に含まれるbFGFやGDNFがヒト骨格筋微小血管内皮細胞株(TSM15株)のバリア機能を高めることを証明した.また,活性化ビタミンDがTSM15のバリア機能を高めることが明らかになった.これらの知見は,DMの新たな治療法開発へ発展する可能性を秘めている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,皮膚筋炎の新たな治療法開発へと発展する可能性を秘めている.また,我々が樹立したヒト骨格筋内皮細胞株とペリサイト株は骨格筋微小血管の生理学の理解に役立つだけでなくデュシェンヌ型筋ジストロフィーなど骨格筋微小血管に障害がみられる筋疾患の病態理解に役立つものと考えられる.
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