研究課題/領域番号 |
18K07531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
竹内 英之 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (30362213)
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研究分担者 |
土井 宏 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (10326035)
田中 章景 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30378012)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 単球系細胞 / ミクログリア / マクロファージ / アストロサイト / 神経炎症 / IL-19 / 神経変性疾患 |
研究成果の概要 |
活性化ミクログリアからのネガティブフィードバック因子IL-19が、アストロサイトからのGDNFの放出惹起により、SOD1 Tgマウスの症状改善に寄与していることを見出した。また、IL-19欠損下でのEAEの著明な増悪と、IL-19補充による症状の有意な軽減を認め、IL-19がミクログリアによる抗原提示能の抑制を介して、Th1細胞・Th17細胞による自己免疫および神経炎症を抑制することを解明した。さらに、SOD1 Tgマウスの病勢進行に伴ったCCR2陽性単球の中枢神経浸潤の増加と、ミクログリアや神経細胞におけるCCR2の発現誘導が、神経炎症の悪循環を惹起し、病態を促進させている可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単球系細胞のネガティブフィードバック因子であるIL-19が、神経免疫疾患や神経変性疾患といった病態の違いに応じて、神経保護作用・神経障害作用の二面性を示しうることを明らかにした。また、ALSモデルマウスの病勢進行に伴ったCCR2陽性単球の中枢神経浸潤の増加と、ミクログリアや神経細胞におけるCCR2の発現誘導が、神経炎症の悪循環を惹起し、ALSの病態形成の一機序を担っている可能性を示した。
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