研究課題/領域番号 |
18K07556
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
|
研究機関 | 熊本大学 (2019-2020) 神戸大学 (2018) |
研究代表者 |
朴 秀賢 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (60455665)
|
研究分担者 |
菱本 明豊 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (50529526)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 気分障害 / 幼少期ストレス / miRNA / うつ病 / マイクロRNA / 成体海馬神経細胞新生 / DNAメチル化 |
研究成果の概要 |
幼少期ストレスを負荷したラットの成体海馬と血清から抽出したRNAを用いてmiRNAのマイクロアレイ解析を行い、成体海馬・血清でそれぞれ有意に発現量が変化しているmiRNAを網羅的に同定した。続いて、血清で有意に発現が変化しているmiRNAが実際にヒトの気分障害患者の血清においても発現が変化しているか否かを検討し、複数のmiRNAが患者において健常者に比べて有意に発現が変化していることを見出した。これらは気分障害のバイオマーカーになる可能性が期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、現時点では精神科医の主観的な診断に頼らざるをえず誤診の問題が大きい気分障害の診断を、血液検査により客観的に行うことが可能になるmiRNAバイオマーカーを用いてより正確なものにすることができる可能性が期待される。このような客観的な検査による精神疾患の診断法開発は、世界の精神保健福祉の発展に大きく貢献するであろう。
|