研究課題/領域番号 |
18K07573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
北島 剛司 藤田医科大学, 医学部, 教授 (40360234)
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研究分担者 |
伊藤 康宏 四日市看護医療大学, 看護医療学部, 教授 (40176368)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 概日リズム睡眠・覚醒障害 / 睡眠・覚醒相後退障害 / 評価尺度 / 信頼性・妥当性 / 標準化 / メラトニン |
研究成果の概要 |
申請者が独自に作成した「概日リズム睡眠・覚醒障害の症状評価尺度」について信頼性・妥当性を検証した。非構造化面接版ver. 10.9では、級内相関係数(ICC)0.91、Cronbachα係数0.75、他尺度との相関係数は、主治医による臨床的総合印象尺度-重症度(CGI-S):ρ=0.75、朝型・夜型質問紙:ρ=- 0.52、ミュンヘンクロノタイプ質問紙(MSFsc): ρ=0.60であった。構造化面接版ver. 1.4では(中間解析)ICC:0.85、α係数:0.66-0.77、他尺度との相関係数はCGI-S:ρ=0.78、患者困難(リッカートスケール、逆評点): ρ=-0.57であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠・覚醒相後退障害を代表とする概日リズム睡眠・覚醒障害は、思春期・青年期に好発し、不登校など深刻な社会不適応を生じることが多い。治療のエビデンスが非常に乏しく、治療方法の確立が喫緊の課題であるが、単一で症状全体を評価できる指標がこれまで存在しなかった。本研究で信頼性・妥当性を検証した質問紙は、包括的に同障害の症状評価を行うものであり、重症度および治療の有効性を測定するツールを提供することにより、診療技術の向上および新たなエビデンスの創出が期待される。
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