研究課題/領域番号 |
18K07581
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 公益財団法人神経研究所 |
研究代表者 |
井上 雄一 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (50213179)
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研究分担者 |
駒田 陽子 明治薬科大学, 薬学部, 准教授 (40451380)
岡島 義 東京家政大学, 人文学部, 准教授 (50509867)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 疫学調査 / 若年者 / 概日リズム / 睡眠覚醒相後退障害 / presenteeism / 社会的時差ボケ / 夜間受光 / 睡眠相後退 / 日中機能 / 抑うつ / BRIANスケール / social jet lag / 日中眠気 / 有病率 / うつ病 / social jetlag |
研究成果の概要 |
Biological Rhythms Interview of assessmentの日本語版(BRIAN-J)を作成し、睡眠覚醒相後退障害(DSWPD)診断における妥当性と信頼性を確立し、スクリーニングのカットオフ値を作成した。これを用いて、15-30歳の若年者を対象としたweb調査を行い、DSWPD陽性者の割合が4.3%で、陽性者では健康関連の生活の質と生産性が悪化していることがわかった。また、学生・治療中の病気・夜間液晶画面を視る時間が長いことが、DSWPD発現と関連していた。またCOVID-19 パンデミックによる外出制限期間中に、夜間睡眠時間の延長、睡眠時間帯の後退が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年者でのDSWPDは決してまれでなく、日中機能に悪影響を及ぼすことが明らかになった。また、背景因子の解析から、社会的同調因子が緩い学生で発現しやすいことから、その発症予防に睡眠衛生強化が重要であることが明らかになった。これらは、医学的な治療になるとともに、睡峰以西の重要性を啓発する上で重要な資料になると考えられた。
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